小水力発電システム(桜井浄水場)
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奈良県桜井浄水場では平成22年4月から、接合井と原水貯留池との標高差を利用した小水力発電システムの運用を開始しています。
小水力発電は水が自然に流れ落ちていく力によって電気をつくるため、地球温暖化の原因となる二酸化炭素は発生しません。
年間発電量は約156万キロワット時を見込んでいます。これは一般家庭420世帯が1年間に使用する電力量に相当します。



小水力発電システムの概要
このシステムは桜井浄水場の原水貯留池流入管に設置された水車を回して発電するしくみで、公称最大出力は197キロワットです。


設置場所
奈良県桜井市初瀬
桜井浄水場
(原水貯留池流入管)

水車形式
管路内設置型水車

公称最大出力
197kW

年間発電量
1,562,000kWh

年間最大467トンの二酸化炭素を削減

システムの運用で見込まれる二酸化炭素削減効果は年間最大467トンで、これは185ヘクタール(甲子園球場46個分)の広さの森林が吸収する二酸化炭素の量に相当します。また、石油換算で年間377キロリットル(ドラム缶1,885本分)の燃料が節約できます。

つくられた電気は桜井浄水場内の電源として利用
システムでつくられた電気は、電力会社から購入した電気と合わせて浄水場内の機械設備・薬品注入設備・ポンプ設備・排水処理設備で利用されています。

この事業は、平成20年度、平成21年度、新エネルギー・産業技術総合開発機構、新エネルギー導入促進協議会(地域新エネルギー等導入促進対策費補助金)からの補助を受けています。
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